2015年11月25日水曜日

a rural fantasia イナカ・幻想曲

11月の上旬、ニコニコ動画にて、2014年夏クール放映アニメ「ばらかもん」の無料視聴キャンペーンがあったので、1年ぶりに視聴した(現在は第1話のみ無料、他は有料)。

半田先生イケメーン
なるちゃんかわいいーっ
というか島の女の子たちかわいすぎかー
ヒロシいい奴だー
島の人たちいい人ばかりー
大先生渋いー
奥さんチャーミングううううう
川藤かっこいいー
神崎憎めないー
………
……

うおおおおおおお五島列島に行ってみたいいいいいい
あ、五島列島って一般常識レベルで有名な土地らしいですね。
知らなんだ。
「五島列島って知ってる?」とドヤ顔で聞いた相手が家族で良かった。
他人様と話すときにドヤ顔するのは止めよう、今回は身内でタスカッタ。

というわけで、突然のマイブーム「ばらかもん」。
漫画を衝動買いした。アニメ放映分以降だけだけど(大人買いするにはまだ若過ぎるのさ……)。

書店で数冊ずつ買い込み、
乗車率250%超の電車に揺られて読む「ばらかもん」は一服の清涼剤。
ああ都会の冷たく荒んだ人間関係とは大違い、田舎は温かくていいなあ……


……旅行する分には。
自分が住めるとは思わないけど。

埋め立て地の砂場で遊び、ポケモンゲームに熱中し、こどものいえをバタバタ走り回ったもやしっ子。
おスポーツはおスクールでおテニスにおスイミングだった都会っ子のミー。

親戚の家が文字通りド田舎で、そこで数日厄介になったときに言われた一言。
「町の子は使えん」
碌に手伝いもせず野良仕事もせず使えないと。おっしゃるとおり。さーせん。
もうね、精神構造(メンタリティ)が違うと思いましたよ。
コミュニティは小さく閉鎖的。働き者ばかり。常に人がいる。
そう、常に人がいるのだ。
そして、絶え間ない噂話。
プライバシー?なにそれおいしいの?
そんな人たちと、よそ者であり「町の子」である私は相容れるのだろうか……
まあ当分は田舎に暮らす予定はないからいいけど。

田舎讃美歌をBGMに、国や地方自治体は老若男女を都市から田舎に送り込もうとしてるけど、私は結構懐疑的だ。
断っておくが、決して田舎を下に見ているとか都会の方がいいとか、そういう主張をしているわけではない。
私は幼少期、埋め立て地で育った。
川と言えば「せせらぎ」と名付けられた申し訳程度の噴水と流れる水のこと、蝉も碌にいないような人工的な環境で育った。だから、歴史や伝統、豊かな自然がある地上都市や田舎に憧憬を抱いている。
ただ、祖父母の代で上京、それ以来我が家は本家筋はおろか分家筋ともほとんど接点を持っていない。たった二世代の間に、密な人間関係に臆する、やわな町の子(と言っても政令指定都市に成り損ないの地方都市だが)が生まれてしまったのだ。
そんな世代が、田舎で上手くやっていけるのかな。あ、おまえみたいなコミュ障じゃなきゃ大丈夫だって?うん、そりゃよかった。心配して損したわ。


何が言いたいかって言うと、「ばらかもん」ってとても素敵なファンタジーだよねってこと。




しかし、一番のショックはなんといっても、半田先生と同い年だったってことだ。
まじかー
半田先生23歳かー
私とは人生の濃さが違うなー
最初は、悩める天才かと思ってたけど実際は努力の塊だってことが明示されてから話がどんどん面白くなってきてる気がするぜ。

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